諏訪①(2017年11月)
11月頭の3連休の2日目、
曽良君の生まれ故郷・諏訪に行ってきました!!!
人生初の諏訪訪問です。
京都から片道3時間強、日帰りというなかなかの強行突破感。
ですが、目的はすべて達成できた上に予想外の収穫もあり、
充実の一日となりました。
事の発端は、
【河合曽良】っていうタイトルの冊子を諏訪市教育委員会が発行している
という事実を知ったことだったんですけどね。だいぶ前に。
じゃ~その冊子を手に入れるためにいつか諏訪行かなきゃな!
って数ヶ月ずっと思ってて、
そしたらツイッターでお世話になってるKさん(山中温泉や大垣もご一緒させてもらった)が、ちょうどこの連休なら行けそうと連絡を下さいまして。
寒そうな場所だし、この時期を逃すと春までキツイよね!?ってこともあり、
割と突発的に決めて行ってまいりました。
JR下諏訪駅でKさんと待ち合わせをして、
既に11:30前だったので、まずは駅から徒歩5,6分の「みやさか」というお蕎麦屋さんでお昼ごはん。
信州そば。と、天ぷら。
蕎麦粉の風味がしっかりしてたし、天ぷらの量もそこそこ!何の問題もなくウマし。
信州そばと普通のそばの違いはよく分からん。
ちなみにこちらはお食事中にKさんに見せてもらった、細道カラースマホケース。
超素敵!!
オーダーメイドなさったんですが市販品みたい……すごい……
それでまあ、せっかく諏訪に来たんだし!ということで、まずは、
曽良君には関係ないけど諏訪大社に参拝したのち(思ってたより小さかった)、
目的の一つ・句碑めぐりを開始しました。
芭蕉さんの句碑は全国のいたるところに存在していますが、
やはり曽良君の句碑は割とレアなんです。
でも、ここ諏訪は彼の出生地だけあって比較的たくさんあるんですよ!
その主なものをこの機会に拝んでおこうというわけです。
こちら、下諏訪の水月公園(すいげつこうえん)といいまして、句碑がめっちゃ建ってる公園なんです。40個ぐらい。句碑祭り。
芭蕉さんと曽良君の句碑どちらもあって、↑の写真のように隣に並んでました。カワイイ。
芭蕉さんのは、こちら。
「しばらくは 花の上なる 月夜かな」
満開のサクラの上に月が上った!しばらくはこのステキな花見ができそう。
みたいな句意のもよう。
曽良君のはこちら。
「夜もすがら 秋風きくや 裏の山」
うひょーーーーい!!!
これ、山中温泉で芭蕉さんと別れたあと、一人でお寺に泊まった時に詠んだ句なんですよね。
師匠と別れた寂しさをダイレクトに伝えてるという。
奥の細道に収録されてる句というだけでも嬉しいのに、
その中でもこんな、師弟愛あふれる一句が選ばれてるなんて。
ナイスチョイスという言葉を贈らざるを得ない。
少し離れたところには、曽良君の別の句碑が単品で建っておりました。
さすが出身地。
「夜寒とて 人はねぢむく 月見哉」
これは初めて知りました。
肌寒い時期、人々が背を丸めたり首をすくめたりしてお月見している様子を詠んだものですね。
(これ、せっかくお月見の句なんだから芭蕉さんの横にこっちを建てたほうが良かったんでは???)
なお、この水月公園、たどり着くまでが結構な坂道でした。
眺めの良さを売りにしている公園だけあって、なかなかの高度なのです。
街よりも一歩早く、紅葉が始まっておりました。
続きはまたこんど~!