千住~草加松原 ②(2017年8月)
この前の続き。
千住大橋から少し北に進むとこの日2体目の芭蕉像があるということで、
そこへ向かいます。
トコトコしばらく歩いてみると、
向こう側になんかある~~!
道路を渡って近寄ってみると、こんなちょっとした憩いのスペースになってました。
そっと足を踏み入れてみる。
この芭蕉さんすごく優しそう。どことなくえべっさんのような空気を感じる。
頭身が低いことも相まって、えらく愛らしい。
芭蕉像も千差万別ですよね。
立札のアップ。
「もしかしたら芭蕉と曽良の旅立ちを見送っていた敷き石が有るかも知れません。」
あ~もう~~そういうのめっちゃいいよね~~~~!!!
もともと歴史が好きなほうなので、細道に限らずこうやって、昔の人たちの息吹を感じ取れるのはとても嬉しい。
敷地内をよく見るとこんな木の札が。
埋もれかけてるけどいいのか。
『千住宿 奥の細道 プチテラス』
(五・七・五……?)と思いつつ、溢れ出る手作り感にほっこり。
端のほうに千住のスタンプラリーコーナーを発見。
詳細を見てみると……
どうやら、パーツごとのスタンプが各所に用意してあり、
それを押していって芭蕉さんの絵を作りあげていくという
何とも繊細なスタンプラリーのもよう。
で、ここでは帽子の部分のスタンプが押せるみたい。
せっかくなので、手持ちの用紙に押してみたものの……
ただのゼリービーンズである。
この場の空気を読んでるんでしょう、注意書きも五七五。
そしてマップを見ると、
少し北上したところに「千住宿歴史プチテラス」という施設があるらしく、
千住の人プチテラス好きやなとか思いつつ足を運ぶ。
定休日だったので門は閉まっていたけど、
入口に芭蕉さんの句碑があった。
これは奥の細道には収録されていませんが、芭蕉さんの作品だそうで。
『鮎の子の 白魚送る 別れ哉』とあり、
見送りに来た門弟たち=鮎の子
に見立てた句らしいんですが、
今までにもさんざん書いてあった、千住を代表してる一句
『行く春や 鳥啼き魚の 目は泪』に比べると
感動的じゃないってことでボツになったとか。
へ~~。
採用されなかった句を拾い上げて石碑にしているところに
どことなく強い意思を感じる。
さて、ここから北千住駅までは特に細道スポットは無さそうだったので、
時間節約のためタクシーで駅まで。
タクシーの運転手さんは千住の方では無かったんだけど、「松尾芭蕉関連の地を巡ってて~~」みたいな話をしたところ、
やっぱり千住がゆかりの地だっていうのは普通にご存じだった。
付近の方々にとっては常識なのかもしれないな。
私なんか細道にハマらなかったらたぶん一生知らなかったぞ。
下手したら千住という地名すらも知らないままだったかもしれない。
北千住からは「スカイツリーライン」に乗って草加松原へ向かいます。
スカイツリーできたのなんて最近だし、この路線も新しいのかな?と思ってたんですが、名称が変わっただけで昔からある鉄道なんですね。
分かりやすいっちゃ分かりやすいけど、逆に混乱を招く気もする!
というわけで、細道スタンプラリーのポイントに設定されてる草加松原に到着!
改札を出てすぐコレですよ!ワーーイ!
ここもめっちゃ奥の細道押しの土地のようでテンション上がりましたね~。
今回はこのへんでー。