細道めぐりの記録

日和の細道ファンが、奥の細道ゆかりの地をゆるっとめぐってます。ほぼ自分用の記録。

千住~草加松原①(2017年8月)

とりあえず、21日に行った千住・草加松原の記録。

昔のやつは写真データを移しつつ徐々に。

昔と言っても細道めぐり始めたの今年からだけど!

 

 

今回の目的は、草加松原を訪れ、細道スタンプラリーのスタンプを押すこと。

さらに、細道はじまりの地である「千住」付近を訪れること。

前日、細道のプロのお一人・Cさんから

北千住と南千住の間の千住大橋が見どころだと聞いていたので、

そこを絶対外さないように。

というわけで今回の行程は 

 

品川 (今回の宿泊地)

南千住

千住大橋

北千住

草加松原

品川(新幹線で地元に帰る)

 

こんな感じ。

 

 

 

まずは品川から山手線に乗り、いったん乗り換えのため上野で下車。

ここが上野か~動物園~~と思いつつ(上野に関してその程度の知識しかない)、

 

さらに駅にあったクリームパン専門店に引っ掛かって電車を一本逃したりもしつつ(しかもそのクリームパン別に東京名物とかじゃなくて他県のだった、なんだろうこの損した感は)、

 

ぼちぼち南千住の駅に到着。

降りるとさっそく芭蕉像~~!!

 

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ブログにトリミング機能が付いてないっぽいので基本撮ったままで貼り付けていきます。

これは平成27年3月に建てられた、かなり新しいものとのこと。

芭蕉像ってほんっとたくさんあるよね。

日本全国に何体あるんだろ?

 

 

説明文はこんなん。

 

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 「矢立初めの地」というふれこみで街を盛り立てているようで。

細道の最初の場所と言えば深川だと思ってたけど(記念館とかもあったし)、

あっちはあくまで旅立つ前で、

ホントの旅のスタートと言えばこっちになるのかな。

言うなれば、

 

プロローグ:深川

第1章:千住

 

という感じか。

 

 

となると、

やはり深川の民と千住の民の間には確執があるのだろうか。

お互いに(こっちが真のスタート地だし)とか心の底では思ってたりするのだろうか。

ぜひとも月曜から夜ふかしあたりで取り上げて頂きたい。

 

 

 

とりあえず近くの千住ふれあいセンター的なところに入り、

付近の散策マップをゲット。

それを頼りに、「矢立初めの句碑」があるという素戔嗚神社(すさのおじんじゃ)」に向かう。歩いて5分ほど。

 

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こんな看板がかけられていました。

 

 

 

神社外観。

 

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小さな神社です。周りは住宅地。

 

 

中に入ってちょっと探すと句碑が見つかりました。

 

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うん。薄くて読みにくい。

でも一応イラストもついてて、結構しっかりした句碑でした。 

 

 

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芭蕉さんゆかりの地に置いてありがちな笠。

 

と、今回は珍しく芭蕉さんからのお手紙が横にありました。

 

拡大↓

 

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~ ~ わたくし松尾芭蕉、悩み疲れました。~ ~

 

なんだこれ。ソーキュート。

別に奥の細道原文にこんな感じのことは書いてなかったけどな。

誰が考えたんだこの手紙。

 

下から2行目に、最近ネットでよく見かけるフレーズの空気を感じる(○○か?△△か?のやつ)。

 

 

 

 

さて入口の逆方向から神社を抜け、すぐ近くにあった「荒川ふるさと文化館」へ。

えっと、千住は荒川区なんですね。千住区とかじゃないんですね。

ここにも芭蕉像と曽良像がある、とマップには書いてあったのですが……

 

 

 

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私にはこれしか見つけられませんでした。

外からの光が甚だしく、もはや何がなんだか分からん写真になってしまった。

かろうじて、ケースに貼ってあるタイトルのおかげで旅立ちの図だというのは分かる。

明るさを調整すると逆に暗くなりすぎたりと、とにかくうまく撮れなかった。

 

 

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芭蕉さんゆかりの地にありがちその2、顔出しパネル。

 

 

 

で、で、建物の外にあったこの句碑なんだけどさ~~!!

たぶんここの地元民が詠んだやつなんだけどさ~~~!! 

 

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荒川千住

 

芭蕉主従に

 

花の春

 

 

 

主従。。。。。。。。。。。。。。。。。。

そうだよね師匠と弟子だもんね。。。。。。主従。。。。。。。

「師弟」じゃなくて「主従」と言われると、何かこう、しみじみしますなあ。。。日和細道ファンとしては特に。。。。。。

 

 

 

 

文化館を出て少し歩くと、大きな橋が見えてまいりました。

これが話に聞いてた千住大橋というやつですね。

 

 

川のほとりには奥の細道の行程図があったり、

 

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橋の説明碑が建ってたり。

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で、一番の見どころはこれですね!

壁一面の細道原文とイラスト!

 

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この写真だと分かりにくいかもですが、

すっごく大きいんですよ~~!

そうだよね、街全体が「細道始まりの地」扱いで、

その中でもピンポイントでここが発着場だったわけだから。

間近で見られて大満足。

  

 

それでですね…… 

 

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あの…

川を間近で見てみたんですけども……。

もし隅田川のことを心から愛してる方がいらっしゃったら非常に申し訳ないんですけど、

水、汚すぎやしません!!?

 

噂には聞いたことあったけど、

水の色と浮遊物の量が予想を軽く超えて行ったぞ。

 

 

元禄時代はキラキラに透き通ってたんでしょうかね。

もし芭蕉さんが今のこの川を見たら、どんな句を詠むのか気になる。

 

 

 

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歴史資料"空"館ってなんだ。

って思って写真撮ったけど、今書いてて分かった、空間と館をかけてるんだね。

さきの行程図等が展示してある場所のことのようです。

 

 

ちなみに近くにはこんなのもあった。

 

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芭蕉サミットとな。世の中私の知らない事だらけだ。

 

 

 

あとこれこれ。

川のほとりをウロウロしてて見つけた看板。

なんか川にブイが3個浮いてるらしくて、それについてのお話が書いてあるんですが、

 

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 看板上部に注目。

 

” 3本の内ぜひ1本引抜いて見たいものである”

 

 

いや、別に???

 

なんだこれ。

 

 

  

長くなってきたので今回はこの辺で。

 

あとすごいどうでもいいけど私、「千住」のこと「ちずみ」って読むとずっと思ってて、

「きたちずみ!」「みなみちずみ!」

って普通に言ってた。

 

実を言うとこの記事でも何回か「ちずみ」で変換してしまってる。

早く認識を改めねば。