芭蕉祭②
前回からだいぶ間が空いてしまいましたが、
まだ覚えてるところを中心に!!
まずはこの「俳聖殿」の話のつづき。
この建物は、「旅する芭蕉さんの姿」を表してるんだとか。
屋根は笠、【俳聖殿】の看板が顔、ひさしは着物、お堂は脚、回廊の柱は杖&足……
らしいけど笠ぐらいしかピンとこないぞ!?
なお重要文化財に指定されているらしいです。
祭のオープニングセレモニーもこの前で行われていたもよう。
おそらく、芭蕉祭においてメインとなる建物なんでしょう。
で、ここでプログラムの一つである「芭蕉祭バンドによる野外演奏会」が行われていました。
そこそこ人も集まっておりまして。こんな感じ。
せっかくなのでしばらく聞いてたんですが、
何曲目かに『芭蕉さん』っていうタイトルの曲が演奏されたんですね。
そのタイトルだけでもすごいんですけど、
演奏前に司会の人が
「皆さんもご存知だと思いますので、一緒に歌って頂けると嬉しいです♪」と仰ってて
自分のアウェー感が半端じゃなかった。
伊賀の人にとっては一般教養なんだろうか……??
さて、お堂の中の様子はこちら。
なかなかのイケメン。
今までいくつもの芭蕉像を見てきましたが、これはかなり上位に入るイケメン度ではないでしょうか。
気合を入れて造られたのがよく分かる。
たくさん、お供えものがありました。
芭蕉さんファンの方々が詠んだであろう俳句もお供えしてあった。
ここ、普通に扉が開いていましたが、ちょっと調べてみたところ
【年に1度、芭蕉祭の際にしか開かない】
とのことで。
すごいな。なんかRPGとかでありそう。
非常に貴重な機会だったわけですね。
せっかくカッコいい芭蕉像があるんだから、月1ぐらいで開けてもいいのに~!
たしかに、近くを通りがかった下校中らしき小学生も
「あそこ開いてるやん。珍しい。めったに開かへんのに」
とか言ってた。
(公園の中なので、学校帰りの小学生が普通に遊んでたりするのです)
でも、そもそも俳聖殿が何なのかはよく分かってないようだった。
私などは意気揚々と見に行ったわけだけど、
地元の方々は身近すぎて特にどうとも思ってないことも多いのかもな。特に子どもさんは。
お昼は伊賀牛のすき焼きセット、みたいなものを食べました。
上野公園内の食事処にて。
お店の名前を忘れてしまった。なんか、和食のお店です。
畳の部屋に上がってお食事を頂いた。
そしてそのあと、
芭蕉さんには関係ないけど、まあお城は好きだし。と軽い気持ちで入った上野城。
関係なくなかった!!!
じゃじゃん!!
お城内部の一角に、少しですけど芭蕉さんの遺品コーナーがあったんですよ~~。
大感激。
これは芭蕉さんの使ってた机!!
真上から見るとこんなん!
使い込まれた感があってとても良い。
笠!!!わ~~い!!
コレかぶって旅をしてたのかな~!!
そして、上野城から見えた俳聖殿。
超かわいくないですか??きのこの山感。
日和ファンとしてはキノコの神様を連想してしまう。
すごいざっくりですけど、上野公園内のレポはこんな感じですかね。
公園の外についてはまたまとめます。
けどその前に、先日行ってきた諏訪(河合曽良の生まれ故郷)についてちょっと書くかも。
芭蕉祭①(2017年10月)
10月12日は芭蕉さんの命日(旧暦)!
ということで、芭蕉さんの出身地・伊賀上野で毎年この日に行われている
「芭蕉祭」にお邪魔してまいりました。
伊賀上野の駅に着いたとたん、
ホームにでかでかと芭蕉さんの句!
(この句私は初めて見た)
改札を出ると、頭上におくのほそ道の冒頭部!
(めっちゃ逆光)
駅の外にはこんな句碑!
さらにこんな看板!!
つよい。
この押しっぷり。
テンションも上がるってもんです。
ちなみに写真見ても分かると思うんですけど天気は良くなかった!
基本くもりで、一瞬雨が降りかけたりもしたな。
色々あって到着が予定より遅れていたので(詳しくはまた書きたい。。。)、
急いでタクシーに乗って会場の「上野公園」へ。
タクシーの運転手さんも芭蕉祭の事はご存知でしたが、
とかいう軽い自虐を聞かされてしまった。
2つ名物あればええやないですか~~と謎のフォローをしつつ会場に到着。
デデン。
公園の入り口に置いてありました。
今年で71回目とのこと。
去年は節目の年だったからちょっとお祭自体がスペシャルバージョンだったりしたのかな?
もしかしたら。
で、プログラムはこんな感じ。
まずは一つ目の目的地、「芭蕉翁記念館」へ向かいました。
記念館と名は付いておりますが、
こじんまりした古い建物で、展示物もさほど多くないです。
雰囲気としては、年季の入った公民館といった風情。
その点大垣のむすびの地記念館はすごかった……あれも早くまとめたいな。
なおこの日は特別に、入場料が無料となっておりました。
中に入るとすぐに芭蕉像が。
顔の輪郭がわりと特徴的。な気がする。
芭蕉さんの像、全国に何体あるんでしょうね。
しかしこの像は出生地・伊賀上野にあるという時点で
全国芭蕉像ランキングとかがあればかなり上位に入るんじゃないでしょうか。ありがたや。
展示室には色々と関連資料が置いてあったのですが、室内は撮影禁止でした。
個人的には廊下に設置されていたこの電光マップが面白かった。
芭蕉さんの主な紀行ルートが記されていて、
下のボタンを押すとその旅ごとの道筋がポツポツと光る仕様。
こうやって比べてみるとほんと細道の旅ってすごいルートだよな~~。
よく無事に帰って来たよね……
他にも、芭蕉さんに関する大まかな説明文が貼ってあって、
「伊賀では、親しみを込めて『芭蕉さん』と呼んでいます。」
などと書いてあって親近感。
そうなんだよね。大してゆかりのない土地の人は普通に「松尾芭蕉」って言うよね。
そういえば山中温泉の人たちもみんな「芭蕉さん」って呼んでたな。
あとは記念スタンプ押したり、置いてあった俳句クイズに挑戦したりと色々したのち、
かの有名(?)な「俳聖殿」へ向かいました。
なかなか面白い建物なんですよこれが。
ここの詳細はまた次回!
記憶の薄れないうちに早く更新したい。